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東京タワーと計算尺

東京タワーと計算尺の結びつき

  先日テレビで東京タワーの設計者は山梨県中巨摩郡榊村出身(南アルプス市櫛形町)の今は亡き、内藤多仲(たちゅう)さんのことを放映していた。
内藤多仲さんは「塔博士」と呼ばれるほど、各地の塔を設計の実績があり、東京タワー、札幌テレビ塔名古屋テレビ塔、大阪通天閣など日本の代表する高い建物は全て内藤多仲さんの傑作品。
そんな中で「計算尺」が設計計算の必需品であったとことを細かくとり上げていた。青焼きの設計図にびっしりと書き込んである数字。これはすべて計算尺で計算したものでハイテク時代の今では考えられないことですね。
計算尺はデジタルと違って答えの数字は或る範囲の中に入っていればよく便利なものだった。

茨城同窓会の網倉聖紀(E33)さんが、昔、全国工業高等学校計算尺大会で準優勝して以来「長沼輝明先生と計算尺」は全国の工業高校に名を馳せることになった。その立役者が網倉さんだ。
カーソルやスライドを動かす素早さ、答えを書く速さなどはずば抜けていた。
なにしろ六郷中学校の頃から兄貴の計算尺をいじくっていたというので甲府工業に入学するや太刀打ちできる人は誰もいなかった。全国大会で準優勝した裏には、ものすごい練習量をこなした努力があったからだと思った。 資料;「長沼輝明先生と計算尺」より。

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