
青春の記事も良いですね。木本土八さんのたくましい足に見とれました。
木本さんのお兄さんは韮崎高校時代バレボールのエースでした。
写真を見ているとお兄さんが思い浮かんで来て懐かしさがこみあげてきました。
やはり血は争えませんね。
記事有難うございました。
松井昌美(A34)
写真は木本土八さん、左は甲府工業時代。右は富士通時代。



6人のエースたちによる新春座談会
闘志で勝負の年
<坂本> 皆さんおめでとうございます。今日お集まりの皆さんは各部門でエース中のエースなんですが、今年の抱負や夢などおおいに語り合ってもらいたいのです。特に景気のいい話などいいたい放題を。
<木本> 今年が最後だ。とりあえず三日から大阪で開かれる全国大会をねらいたい。幸い代表権を得てからオリンピック選手の保坂司さんに指導を仰ぐことができて力もついたようだ。なんとかして初の全国制覇を正月のお土産にしたい。
<堀内> もちろん甲子園での優勝だ。これ以外にない。これは県内を全部なぎ倒してのことだが僕は優勝をねらう前にスピードのある野球を身に付けたい。
<坂本> 今はほとんどの種目がシーズン・オフ。このなかでスケートとサッカーがシーズンたけなわなんですが、木本君と小林君はどんな練習をやっていますか。
<木本> 全国大会の出場権を得てから保坂司さんや県の蹴球協会の強化対策委員の人たちに指導を受けました。今は、日が短いので思うような練習時間がないんですが幸い甲府工はナイターの設備があり夜七時ころまで続けています。特に保坂司さんには八種目トレーニングを教わり、個人技とくにマン・ツー・マン、ヘッデイングなど徹底的に練習を積みました。保坂司さんに直接指導を受けたということだけでもみんな張り切っています。うちのチームは昨年も全国大会に出場しましたが、このとき一番感じたことは体格がないことだった。大きいものもいれば小さいものもいる。これではだめだ。優勝チーム(ベストフォアも含む)などは平均身長1m70以上だから。これをカバーするためには体力、個人技をつけなくては・・・。
グランドを求めて
<木本>氷を求めるスケートも大変だ。しかし僕らのサッカーは競技場には恵まれているものの“芝生”の練習場が欲しい。国体を除く中央大会はほとんど芝生のサッカー場だ。土の上でやっている僕らは、いざ本番という時芝生のうえに立つとプレーの感を取り戻すに時間がかかる、だから今一番欲しいものは芝生のサッカー場だ。続く
今日の一句;こんな記事よくぞ探した筆者殿
参考資料
山梨日日新聞 昭和40年1月1日版。 抜粋
司会 坂本 美津江(甲府南西中学教諭)
木本 土八(甲府工業三年・サッカー部)
堀内 恒夫(甲府商業二年・野球部)
他