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ちょっくら よっていけし

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稀勢の里と平野美宇

好対照的な初優勝だった。

 決定の瞬間、体重170kgを越える大男は、テレビカメラに背を向けて腰を下ろしていた。巨体を少し揺らし、小さくうなずく。汗なのか涙なのか、顔の当たりを右手でぬぐう。横顔が写った。こみあげるものをぐっとこらえているようだった。
翌日。身長160cm足らずの女子高校生は、その瞬間、両手を上げて飛び跳ねた。観客に何度も頭を下げ、小走りに対戦相手、審判、コーチと握手して回る。口元を右手で押さえた。「勝っちゃった」。そんな声が聞こえそうな、屈託のない笑顔がはじけた。
大相撲の稀勢の里と、卓球全日本選手権女子シングルスの平野美宇。新入幕から賜杯を抱くまで史上2番目に遅かった30歳6か月と、史上最年少で頂点を極めた16歳9か月だ。
稀勢の里は、目の前に立ちはだかり続けた白鵬を千秋楽で下し、横綱昇進も決めた。「我慢して、腐らずやってきて良かった」。平野は、リオ五輪で補欠に甘んじ、出場した同学年が銅メダルを獲得。「悔しくて」。全日本選手権では女子のエース石川佳純を破った。「前は好感度を気にしていたけど、試合に勝つのがスポーツ選手。嫌われて良いんです」
   朝日新聞は、、稀勢の里を「愚直に稽古」、平野を「悔しさバネに『脱皮』」と伝えた。遅咲き、早咲きと歩みは違うが、ふたりに「もうダメだ」はなかった。諦めないって、かっこいい。資料;茨城朝日
   二人とも努力が実を結んだ瞬間を久々に見せてくれた。明るいニュースで沸きだっている地元の茨城と山梨。今後の活躍を見守っていきたい。

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