

富士五湖の1つ、西湖に生息していた体長1メートルを超える大きなうなぎの展示が忍野村の水族館で行われています。これは今月23日の「富士山の日」に合わせて富士五湖に生息する生き物の生態を知ってもらおうと、忍野村の県立富士湧水の里水族館が行っているもので、水槽では体長1メートル余り、太さが人の腕ほどのうなぎが飼育されています。
国際機関から絶滅危惧種に指定されている「ニホンウナギ」で、1年前、わかさぎ漁の網にかかっているのを漁業者が発見し、「大きくて珍しい」として水族館に持ち込んだということです。
水族館によりますと、「ニホンウナギ」は通常、成魚で60センチから1メートルほどですが、見つかったうなぎは西湖にいる小魚などを食べて大きくなったとみられるということです。
飼育スタッフの亀井あいかさんは、「絶滅危惧種に指定されている生き物が生息する西湖の自然環境に目を向けてほしい」と話していました。西湖のうなぎは県立富士湧水の里水族館で今月27日まで展示され、その後も館内で飼育されるということです。


