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時だけ過ぎた写真集

 時だけ過ぎた写真集…同じ人、同じ場所で撮影

 甲州市大和町日影の写真家、佐藤真樹さん(80)が、昭和に撮影した写真に写っている場所や人を1年間かけて捜し出し、撮り直した写真と並べた写真集「いま昔昭和と平成」を制作した。セーラー服姿の少女が成長して結婚していたり、砂利道のそばの山が中央道笹子トンネルに変わっていたりと、時代の流れがひと目でわかる。佐藤さんは「写真を見比べて、風景や人の移り変わりを楽しんでほしい」と話している。(内山景都)
 佐藤さんは20歳で写真を始め、現在の甲州市や山梨市、笛吹市などの風景や人を撮り続けてきた。年を取るうちに「これまで撮ってきた写真で、今までにない写真集を作りたい」と考えるようになり、昭和30年代~60年代に撮った写真に写っている場所や人を特定し、もう一度撮影しようと思い立った。
 まずは、保管していた写真を見て、写っている場所や人を捜し始めた。1978年(昭和53年)に撮影した集落を捜すために、市川三郷町役場や南アルプス市役所など5か所を回り、ベテラン職員に写真を見せて「心当たりがないですか」と尋ねて回ったことも。おおよその見当がついて市川三郷町を訪ね、住民に写真を見せると、旧市川大門町にあった路地だと特定できた。さらに、写真に写っていた当時4歳の男の子は42歳になり、今でも集落に住んでいることが判明。気乗りしなかった男性を手紙で説得し、同じ路地で撮影させてもらった。
写真集は3200円(税込み)。甲府市貢川本町の朗月堂書店などで購入できる。資料;読売新聞

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