

海のない山梨で、海水魚のトラフグを養殖する試みが始まった。県は新たな特産品としてトラフグのブランド化を目指しており、早ければ今冬にも県内の旅館などで提供される見込みだ。
笛吹市内に4日、愛知県から体長約8センチの稚魚2500匹がトラックで到着した。その後、稚魚を人工の海水が入ったプールに移し、養殖が始まった。約1年で出荷の目安となる30~40センチ(約1キロ)に成長する。
県内の養殖業者や石和温泉旅館協同組合などで作る「甲州トラフグ組合」が取り組む。高級魚としてのブランド力や、成長の早さなどに着目した。


