

県は25日、今年の「高齢者福祉基礎調査」の結果を発表した。4月1日時点の65歳以上の高齢者人口が24万2065人(前年比3606人増)で、総人口に占める高齢化率は、全国平均を1・3ポイント上回る28・8%(同0・6ポイント上昇)となった。いずれも記録がある昭和54年以降、過去最高となった。
調査は住民基本台帳などに基づく市町村の報告を、県が集計した。県民の「3・5人に1人」が高齢者で、全国平均の「3・6人に1人」を上回った。
県内の高齢者のうち、後期高齢者(75歳以上)が51・3%、前期高齢者(65~75歳未満)は48・7%となった。18年以降、後期が前期を上回る状況が続いている。
また、高齢者夫婦の世帯数は3万9972世帯(前年比1473世帯増)となった。在宅で1人暮らしは5万2580人(同2400人増)、在宅で寝たきりは8277人(同460人増)、認知症の人は2万6626人(837人増)で、いずれも増加した。
市町村別の高齢化率は、最高が早川町の48・28%。丹波山村46・66%、小菅村44・31%の順で続いた。
資料;産経新聞

