

山梨大が県と連名で補助申請していた「水素社会に向けた『やまなし燃料電池バレー』の創成」事業が31日、文部科学省の今年度の「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」に採択された。補助金額は5年間で約6億円。研究にとどまらず、製品化を目指していく。同大によると、研究は燃料電池ナノ材料研究センターを中心に進めている。同大が蓄積した燃料電池に関する技術を活用し小型の電源用燃料電池システムを構築していく。
自動車向けの燃料電池を小型化するため、水素の電子を分離する複数の部品を一体型にする。燃料電池に用いる触媒を100%発電に生かせるようにする技術を開発する計画だ。
電子部品製造のエノモト(上野原市)、メイコー(甲斐市)と協力し、産学官で製品化を目指す。資料;産経新聞



