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木喰上人の微笑み

木喰上人の微笑み再現 目標200万円、山梨・身延町がネットで資金調達 

 身延町は今月、地元出身の遊行僧で生涯に1千体以上の仏像を作った木喰(もくじき)上人の最晩年の作品「子安観音」を再現するため、インターネットで資金を集めるクラウドファンディングを始めた。多くの人に木喰上人の存在を知ってもらい、観光客誘致につなげる考えだ。 
 町生涯学習課によると、木喰上人は現在の身延町古関に生まれ、日本中を旅をした。60歳以降に仏像を彫り始め、93歳で亡くなるまでに彫った作品は、独特の笑顔をたたえる「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれる。
 このうち文化5(1808)年、91歳のときに作った「子安観音」は、甲府市城東の教安寺に奉納されていたが昭和20年の甲府空襲で焼失した。
 子安観音は幼児の成長を守護する。町は「木喰上人の功績を次世代に繋ごう」と再現することになった。山梨市出身の彫刻家、岡本直浩氏に依頼し、町内の公民館の敷地にあった樹齢約100年とみられるクスノキを使い、3月末から製作が続いている。
 クラウドファンディングの目標額は200万円。11日現在で25万5千円が集まっている。6月29日の締め切りまでに目標額に達しない場合は、町予算で補う。
 像は6月中旬に再現予定で、なかとみ現代工芸美術館(身延町西嶋)で7月14日に始まる「生誕300年木喰展~故郷に還る、微笑(ほほえ)み。~」(10月21日まで)に展示。その後は同町北川の「木喰の里微笑館」で保存展示される

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