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食料品年間支出調査

モモ3位なのにメロン51位 甲府の家計食料品年間支出調査
 
 山梨県は、都道府県庁所在市と政令指定都市などの食料品目別年間支出金額ランキング(平成27~29年平均)を発表した。果物については、甲府市はブドウとモモがベスト3入りしている一方、メロンは最下位から2番目。同市のメロンの消費低迷には、山梨ならではの“ある風習”が影響していると指摘する青果店関係者がいる。
ランキングによると、甲府市はブドウが1位(6554円)、モモが3位(4198円)と上位だったが、メロンは51位(557円)だった。
ランキングをまとめた山梨県統計調査課によると、同市の場合、ブドウは平成20~29年の10年間で23年を除くすべての年で1位。モモは22年を除くすべての年で2位か3位となっている。メロンはすべての年で45位以下となっている。
今年のランキングは、メロンの1位が水戸市(3968円)、ミカンの1位は松山市(6791円)と産地が近い都道府県庁所在地が上位に入り、その他の品目もほぼ同様の傾向になっている。
ただ、甲府市はアサリが1位(1309円)、マグロが2位(9334円)。これについては「江戸時代から、冷凍設備がなくても港から腐らせずに甲府まで持って来ることができる魚介類が人気だった。それがアサリとマグロ」(甲府地方卸売市場の水産卸業者)との見方があり、産地でなくても歴史的な経緯で好みが形成される場合があるようだ。

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