
子供たちに「挑戦」伝えたい パラ6度目出場の山梨・鈴木徹選手 子供たち
東京パラリンピックに男子走り高跳び(義足T64)で6大会連続出場となる鈴木徹選手(39)=山梨県山梨市出身・在住、SMBC日興証券=は、全国の学校などを回ってパラリンピックについての出前授業を続け、子供たちに義足の装着体験もしてもらっている。
5歳のとき、4つ下の妹が小川で溺れかけた。母に伝えに行ったが、ショックで言葉が出なかった。以来、吃音(きつおん)に悩まされた。小学校に入ると、話す度に同級生にばかにされた。それが嫌で無口になり、自分を表現できるのは体育の時間だけだった。
高校でハンドボールに打ち込んだが、卒業直前、車を運転して交通事故を起こし、右脚を膝下11センチ残して切断した。運転免許の取得は高校が禁止していた。事故の原因はアルバイトと夜遊びによる居眠り運転。「片脚がなくなったのは、ルールを破った報い。これからは後悔しない生き方をしたい」。そう誓った。資料;産経新聞

