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ノーベル賞

ノーベル賞、山梨の誇り 大村さんに称賛の声

韮崎市出身の大村智・北里大特別栄誉教授が5日、今年のノーベル生理学・医学賞を受賞したことが伝わると、母校の県立韮崎高校(韮崎市若宮)では受賞を祝う紙が貼り出され、県内に住む友人や母校の後輩から称賛や喜びの声が相次いだ。
山梨科学アカデミー「悲願」
大村さんと実家が近所で、中学高校時代は一緒に通学する仲だったという甲府市の山梨科学アカデミー常任理事の功刀能文さん(79)は5日夜、受賞の一報をうけ、「受賞は私たちの悲願でもあり、やっと受賞してくれて本当にうれしい」と笑顔をみせた。
大村さんは負けず嫌いで、勉強だけではなく、高校時代は国体にスキー選手として出場するほどのスポーツマンで、「勉強ばかりの秀才タイプではなかった」と振り返る。
大村さんは山梨大卒業後、都内の夜間高校で教べんを取っていたが、その際、「手に油をつけて、学ぶ生徒たちの姿を見て、『もう一度、研究の道に進もう』と決意したと聞いた」という。
自身の研究の傍ら、地元山梨の後進の育成にも励み、同アカデミーを大村さんが中心となって設立し、子供たちの理科離れを食い止めようと、小中学校でセミナーを開催してきた。
功刀さんは「ふるさとに対する強い思いがあった。ノーベル賞にふさわしい人物が受賞してくれた」と話した。
またこの日、同アカデミーの前田秀一郎会長(67)が記者会見を開き、「山梨県、山梨大出身の大村先生がノーベル賞を受賞したのは本当にうれしい。『いつかこういう日が来てほしい』と願っていたが、本当に実現した」と笑顔を浮かべた。
前田さんによると大村さんは、「山梨はすぐれた自然があり、科学に興味を持つにはすばらしい環境」と常日頃から話していたと言い、山梨の子供たちや後進の研究者に対し、「自信を持って、勉強、研究に励んで大村先生に続いてほしい」と話した。
姉「あきらめない心で受賞」
大村さんの姉、山田淳子(あつこ)さん(81)は、韮崎市の自宅で夕食を準備していた時に、受賞の一報が飛び込んできた。
大村さんは、教育熱心な農家の両親のもとで育ち、子ども時代は5人きょうだい全員で田植えや養蚕の桑摘みの手伝いに精を出した。
山田さんは「馬の手綱を握って田んぼを耕していた智の姿からは想像もつかない」と目を細め、「『子どもには絶対に教育を受けさせる』という両親の志や、農作業で培ったあきらめない心がノーベル賞に届かせてくれたのかも」と振り返った。資料;朝日新聞

韮崎市街
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