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ちょっくらよっていけし  村上博靱

アワビの煮貝

山梨県特産のあわびの煮貝を生産する工場では、年末年始に向けて、贈答用や高級おせち料理向けの煮貝の製造が盛んに行われています。

あわびの煮貝は、江戸時代に駿河湾でとれたあわびを馬に積んだ醤油樽に入れて保存食として運んだのが発祥とされています。
甲府市内にある煮貝の製造会社「かいや」では、新型コロナウイルスの影響でホテルやレストラン向けの食品の売り上げが落ち込むなか、ことしはお歳暮や高級おせち料理向けの注文が去年に比べて3割ほど増え、早朝から社員総出で製造に追われています。
大きさが10センチから15センチほどの新鮮なあわびが工場に届くと、社員たちはあわびの身が縮んだり堅くならないようにしながらゆで上げていました。
そして、ゆで上がったあわびは、しょうゆだしにつけ込んだりカットして殻に盛り付けたりして、真空パックにして出荷していました。
製造会社の中村敏社長は「コロナ禍で旅行に行かずに自宅で過ごす人も多いと思うので、贅沢な気分であわびの煮貝を食べてもらいたい」と話していました。

日の出
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