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世界農業遺産

 ブドウ、桃の収穫量が日本一の山梨県内でも、果樹栽培の特に盛んな峡東地域の農業システムが、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定された。FAOのホームページで18日発表された。

 認定されたのは「峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」。甲州、山梨、笛吹の各市と地元の関係団体、県で作る協議会が2015年から認定を目指してきた。

 協議会によると、峡東地域でブドウ栽培が始まったのは800年前とも1300年前とも伝えられ、桃や柿も古くから栽培されている。果物の品種を見ると、現在では300種を超える多様さがあるという。

 甲府盆地内の変化に富んだ扇状地の地形や気象条件に適応するため、様々な工夫が凝らされてきた。例えば「甲州式ブドウ棚」は、雨の多い日本で安定生産するために400年以上前に開発され、今では国内の標準的な方法となった。

 このような伝統的な農作業と文化、生物多様性、景観などが一体になった農業が、世界的に重要な「農業システム」と認定された。
今日の一句;先人の 峡東果物 今実る 


今日の

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