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天然記念物一瀬桑

 市川三郷町山保地区 桑の郷、原風景復活へ お茶に活路。

寒暖差の激しい日には雲海に包まれる山あいの市川三郷町山保地区。(四尾連湖がある所)
かつて養蚕に不可欠な桑の一大生産地だったこの地に桑畑が広がる原風景が復活しつつある。
桑の葉の用途は、蚕の餌ではない。
人が飲む桑茶だ。韓国出身の韓成さん(37)と神奈川県平塚市出身の楠三貴さん(33)の夫婦は、地元産の桑の葉を使った茶を販売する会社「桑郷」(同町山保)を経営する。
市川三郷は、蚕の餌として全国に普及した「一瀬桑」発祥の地とされる。
桑の葉には血糖値の上昇を抑える作用があるとされ、健康志向もあり注目されつつある。
韓さんは地元の桑の歴史や由来を知るにつれ、「これはもっと活用できることがあるのでは」そう思うようになった。
当初は、そうした農家から桑の葉を購入していたが、農家に「自分たちに直接、畑で栽培させてほしい」と訴えた。
耕作放棄地を利用するなどして、今は6ヘクタールの畑で桑4万6000株を育てている。
同社の塩沢拓郎さん(29)は以前、桑郷を取り上げたテレビ番組を見て、「自分が生まれ育った市川三郷で熱い思いを持って頑張っている人がいる」と胸打たれ、それまでの勤務先を辞めて入社。
昨年は初めて桑の実の栽培に挑戦した。
 一瀬桑
明治時代に甲府市に県の勧業製糸場が建設されるなど蚕の生産拡大が奨励された。
餌となる桑の生産量も増大し、中でも市川三郷町「一瀬桑」は、旧三珠町上野の養蚕農家だった一瀬益吉(後に上野村村長)が品種改良の末に発見したとされる。
葉が大きくて厚く良質とされ、全国に普及した。現存する原木は県天然記念物に指定されている。
資料;毎日新聞より
市川三郷町上野地区、かっては一瀬桑がいっぱい植わっていた。
昔桑の実(かみず)を食べて口の周りを紫にしたことを思いだした。
なお、ここが”初代市川団十郎発祥の地”とされている。
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