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強行遠足

県立甲府第一高校の生徒が、長野県を目指して1日近く歩く、伝統の「強行遠足」が行われ、男子生徒は2日、ゴールの小諸市に到着した。

長距離を歩き抜くことで体力や精神力を鍛えようと大正13年に始まった、甲府第一高校の「強行遠足」は、全校生徒が参加する学校行事だ。
ことしは、男子生徒が学校から長野県小諸市までの104キロを、女子生徒が北杜市から長野県小海町までの41.6キロを歩いた。
ここ数年は、台風や新型コロナの影響で、中止になったり距離が短縮されたりしたため、小諸市をゴールとしたのは4年ぶり。
1日の午後2時に学校を出発した男子生徒300人余りは、途中のチェックポイントを決められた時間内に通過して、24時間以内でのゴールを目指した。
歩き続けてきた生徒たちが、小諸市内に入ったころには疲れがピークに達していた様子で、つらそうな表情を浮かべながらも最後の力を振り絞ってゴールしていた。
2年生の男子生徒は「ゴールできて幸せですが、足が痛くてもう、一歩も歩けません」と話していた。
3年生の男子生徒は「強行遠足に出たくて、この高校に進学しました。ゴールできたのは、支えてくれたみなさんのおかげです」と話していた。
なお、甲府工業の競歩大会は昭和32年まで行われたが不祥事が発覚したため以後中止された。
今日の一句;思いだす 競歩大会 信濃路に

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