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笹子峠の「矢立の杉」

歌手で俳優の杉良太郎さん自作の歌の題材になった山梨県大月市・笹子峠の「矢立の杉」を見守る「身代わり両面地蔵菩薩」前で15日、年次大祭が営まれた。杉さんと歌手の伍代夏子さん夫妻らが参列。多くの人に矢立の杉が末永く親しまれ、幸福がもたらされるよう祈願した。

 矢立の杉は樹齢1000年を超える。名の由来は、合戦に行く武士が必勝を祈願して矢を射たことからとされる。樹高28メートル、根回り14・8メートル、幹は地上約22メートルで折れ、幹内には空洞もあるが今も生き続けている。杉さんは2008年に作詞、作曲した「矢立の杉」をリリース。これを機に矢立の杉の近くに市が歌碑を、杉さんが両面地蔵菩薩をそれぞれ建立した。さらに市観光協会が矢立の杉のゼンマイ式音声ガイドを設置し、観光資源としてもPRしている。

 年次大祭は2012年に始まり、今年で11回目。この日は杉さん夫妻、大月市、市観光協会、地元の笹子町政運営委員会の関係者らが出席。市内の寺院、真蔵院の若尾公司住職の祈とうに始まり、杉さん夫妻、出席者らが両面地蔵菩薩に次々と手を合わせた。この場所を「運命の地」と定めている杉さんは「何か悩み事かあった時には、この千年杉を見てください」と語った。 【小田切敏雄】
今日の一句;矢立杉 今でも祀る 杉夫妻

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