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ちょくらよっていけし 

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シャトレーゼ(2)

始まりは今川焼き
斉藤寛会長は昭和9年、旧勝沼町(現甲州市)にブドウ農家の長男として生まれた。20歳の時、甲府市内の約4坪の土地で今川焼き風の菓子専門店「甘太郎」を創業。「菓子職人でなく、常に消費者目線でチャレンジしてきた」と振り返る。

42年、後に看板商品に成長するアイスクリーム事業と合併し、シャトレーゼに社名を変更。家業にちなんで、フランス語の「シャトー(城)」と「レザン(ブドウ)」を合わせシャトレーゼ(ブドウの城)という社名が生まれた。

洋菓子は手作りが当たり前だったその時代、アイスクリーム生産のノウハウを使い、シュークリームの大量機械生産に乗り出した。

しかし、小売店に冷蔵ケースが普及しておらず、販路に困った。「冷蔵ケースがなくてすむよう、店頭に置く時間を短くする」。シュークリームは安いものでも1個50円という時代に、1個10円で売り出した。

「1箱50個で5箱250個が基本。売れなかったら捨てても構わないからと、店に置いてもらうと飛ぶように売れた。早く次を持ってきてと注文が入った」

菓子業界の「当たり前」ではない、独自のアイデアが成長を牽引していく。
一句;シャトレーゼ原料全て山梨産

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