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ちょっくら よっていけし

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世代超えた「無尽」

世代超えた「無尽」を模索

「いち、に、さん、し」「この体操が一番えらいわぁ(つらいなぁ)」
2015年12月9日。本格的な冬の到来を感じさせる寒風が吹いていたが、身延町宮木の公民館は、高齢者らの元気な声と笑顔で温かな空気に包まれていた。
参加するのは、62~88歳の男女。
大きな声でリズムを取りながら、テレビ画面に流れる手本に合わせ、手足を動かす。
週に1回ほど、こうして公民館に集まるのだという。
日本は高齢化が進むが、近年、健康で自立した生活を送れる年齢を示す「健康寿命」という考え方が注目されている。
県立大の小田切陽一教授(60)は03年、県の要請を受け、全国の健康寿命を調査したところ、山梨は国内で女性がトップ、男性も2位という結果に。
県内の健康寿命が全国トップクラスの理由として、小田切教授は、県内の文化と健康寿命の関係性に着目。
「『無尽』に代表される独自の地域コミュニティーが健康寿命を延ばしている」と指摘する。
小田切教授の分析では、一般的に男性の場合、定年退職後、社会との関係性が薄くなることで、生きがいを見いだせなくなる傾向が強い。
小田切教授は「社会の中で自らの役割や立場を認識することが、生きがいになり、長生きしようという気力につながる」と話し、「無尽」は趣味的志向が強く、退職後も関係が続くため、「無尽の存在が社会からの孤立を防いでいる」と指摘する。
県長寿社会課によると、県内では身延町のほか、韮崎市、富士川町がモデル地域となっており、地域の高齢者が体操をしたり、おしゃべりしたりし、地域コミュニティーを形成している。
特に身延町は活動に力を入れており、町内で約30のグループがあり、細かな地域単位で交流を図っている。「体操のために集まるのが楽しみ。みんなと接することが生きがいになっている」と参加者の評判も良く、中には「杖(つえ)なしで歩けるようになった」と効果を実感している人も出てきたという。
厚労省の調査によると、13年の推定値で、山梨県の健康寿命は女性75・78年、男性72・52年と全国1位で依然として高い水準にある。
資料:読売新聞より
身延山の奥の院。階段が多くえらいです。

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