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甲州人国記(7)

甲州人国記  “一筋道を歩みつつ ” ③-3   昭和58年

マンガ一筋が、文芸春秋社漫画賞の小林治雄(56)。

毎日新聞読書欄の「ヒトクチ漫画」を描き続け、今年で二十九年になる。
力もなく金もない庶民の目で、モノ申すのが持ち味だ。
アサヒグラフのマンガ学校投稿家として世に出た。
「二十代のころと同じ目で漫画を描けるのが幸せ」毎日描く一枚の漫画が現代史を映す。
「締め切りギリギリまで考え抜いて、差し替えることもよくあるんです」旧制甲府工業を出て米軍軍政部勤め。
投稿時代は、田植えで馬の鼻取りもした。
故郷・田富の釜無川は常に荒れ、畑の石を拾い集めた。
「百姓が手をヒビ割らすように、今は頭の中が割れるほど考えます」。
映画『泥の河』に泣いた男は、「金主主義ニッポン」の土壌に、ぐさりと風刺のクワを打ち込みたい、という。
(敬称略) 資料:朝日新聞 甲州人国記 “一筋道を歩みつつ ” ③ 昭和58年より。

田富村から甲府工業(C17)に通学。
小林治夫

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