
医薬品メーカーの「龍角散」(東京都)と製菓会社の「ニューロン製菓」(甲府市)は26日、連携してのどあめの生産倍増をめざすことを明らかにした。
コロナ禍を背景に、中国などで急速に伸びているのどあめの需要に対応するという。
コロナ禍を背景に、中国などで急速に伸びているのどあめの需要に対応するという。
両社の社長が甲府市で会見し、発表した。龍角散によると、コロナ治癒後にものどの症状が長引くことや、中国での大量購入が起こったことで、昨年12月以降のどあめの生産が追いつかなくなり、今年1月に出荷を一時停止した。
3月に販売を再開したが、輸出に向けた生産拡大が必要だ。そこで「龍角散ののどすっきり飴(あめ)スティック」を2011年からOEM生産(相手先ブランド名での生産)してきたニューロン製菓に、増産を依頼することになったという。
同社の工場に、龍角散の資金を10億円投入して新たに生産設備を造り、製造人員の募集も支援する。
計画では、現在1カ月の生産量300万本のところ、来年9月までに段階的に600万本まで引き上げるそうです。
(米沢信義)

