
第105回全国高校野球選手権記念山梨大会2回戦 甲府工7―0韮崎)
「2本なんて、もちろん初めての経験です」。
甲府工の佐野光琉(ひかる)選手(3年)は、満塁を含む2打席連続本塁打を放つ大活躍を見せ、声を弾ませた。
1点先行の四回、先頭の打席に立った。
前の打席で三振を喫した緩い変化球をじっくりためて強振した。
打球はぐんぐん伸びて右中間の芝生席に突き刺さり、2点目が入った。
さらに次の五回、「試合を決めるぞ」と無死満塁で打席に入った。
変化球を振り抜くと、打球は大きな放物線を描き満塁弾に。
戻った本塁では仲間たちからハイタッチの祝福を受けた。
長らくけがで苦しんできた。
中学3年で左ひざを負傷し、高校2年の春まで3度の手術を重ねてリハビリを続けてきた。
「お前が戻ればおれたちは甲子園に行ける」と仲間から励まされ「すごく力をもらった」。
「長打力は光っていたが、ここまでとは」。
公式戦で初めてスタメンに起用した前田芳幸監督は驚きを隠せない。
背番号13が、17年ぶりの甲子園へ弾みをつける原動力となった。(米沢信義)
「2本なんて、もちろん初めての経験です」。
甲府工の佐野光琉(ひかる)選手(3年)は、満塁を含む2打席連続本塁打を放つ大活躍を見せ、声を弾ませた。
1点先行の四回、先頭の打席に立った。
前の打席で三振を喫した緩い変化球をじっくりためて強振した。
打球はぐんぐん伸びて右中間の芝生席に突き刺さり、2点目が入った。
さらに次の五回、「試合を決めるぞ」と無死満塁で打席に入った。
変化球を振り抜くと、打球は大きな放物線を描き満塁弾に。
戻った本塁では仲間たちからハイタッチの祝福を受けた。
長らくけがで苦しんできた。
中学3年で左ひざを負傷し、高校2年の春まで3度の手術を重ねてリハビリを続けてきた。
「お前が戻ればおれたちは甲子園に行ける」と仲間から励まされ「すごく力をもらった」。
「長打力は光っていたが、ここまでとは」。
公式戦で初めてスタメンに起用した前田芳幸監督は驚きを隠せない。
背番号13が、17年ぶりの甲子園へ弾みをつける原動力となった。(米沢信義)

