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甲州人国記(18)

甲州人国記  “先端産業の先駆者” ⑧-2   昭和58年 
                               
「エキサイテング」。
昨秋、南都留郡忍野村のファナック富士コンプレス工場を見学したサッチャー英首相は、ロボットの活躍に声を上げた。
山中湖畔の二工場は、六十人と百一台のロボットで毎月一万台のコントロールモータを作り、百人で毎月三百台のロボットを作り出せる。
「ファナックの全従業員は千人だが、生産額で換算すれば、一万人分の仕事をしていますよ」と社長の稲葉清右衛門(57)。
稲葉も東大工学部卒の機械技術者で工学博士。
日本電気のライバル富士通に入って、自動工作機械の頭脳であるNC(数値制御)装置に取り組み、世界のトップを行くNC産業への道をひらいた。
西独シーメンス社と提携して米国市場に進出、世界最大の自動車メーカー、ゼネラル・モーターズと手を結び高性能ロボット作りに乗り出す。
ロボット時代への拠点が忍野村の無人化工場。茨城県生まれの稲葉だが、「忍野は、北緯四〇度圏への立地と同じです。
夏、空気調節の必要はないし、ソーラシステムを導入した省エネルギー工場。
工場技能者も、地元の工業高校出が一番いいです」。
忍野にもう一つ、ロボットによる組み立て工場をつくるまで、名うての酒飲みが禁酒を宣言している。
(敬称略)資料;朝日新聞
茨城県明野町生まれ(現・筑西市)
 稲葉             
    

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