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根津記念館

根津記念館(山梨) 故郷愛した「数寄者(すきしゃ)」の屋敷

この季節、ピンクに色づいた桃の花が美しい田園地帯に、地元出身で東武鉄道などの社長を務めた鉄道王、初代・根津嘉一郎ゆかりの屋敷がたたずむ。今は車の通りもほとんどない旧青梅街道に面した根津記念館は、根津家が昭和初期に建てた旧主屋などの近代和風建築と、落ち着いた庭園が調和した癒やしの空間だ。黄色の漆喰塗で仕上げられた旧主屋の中に入る。明るい日差しに照らされた数寄屋造りの和室は、とても気持ちよさそう。このほか茶室、客間、大きなデスクの背後に明かりとりの窓を設置した執務室、広々とした厨房、五右衛門風呂などが配されている。
主屋は昭和7~10年に根津が関わり、甥(おい)が建てたとされる。東武鉄道の“中興の祖”として北関東に鉄路のネットワークを築いた根津は、当時すでに70代。同社の沿革によると、昭和6年、今の東京スカイツリーの近くに始発駅があった東武線を、隅田川対岸の現在の浅草駅まで延伸。駅上部にデパートの「松屋」が入ったターミナルを完成させた直後にあたる。多数の企業経営に携わり、事業を成し遂げた根津にとって、山梨の屋敷は心身を癒やし、故郷の人々と語らい、賓客をもてなし、事業や日本の将来を考えるかけがえのない場となったのではないか。ゆったりとした外観とは対照的に、「仕事」「くつろぎ」「もてなし」の機能が巧みに凝縮された内部に驚き、そんなことを考えた。
もう一つ、記念館の魅力は日本庭園だ。美術と茶の湯を愛した趣味人で、「数寄者(すきしゃ)」とも呼ばれた根津の遊びを再現している。「富士山を借景にした庭園です。季節の花や草木も楽しめますよ」と話すのは、記念館の沼田知恵美さん。女性を中心としたスタッフが、月ごとに楽しめる植物の写真を丁寧に掲示したり、入り口の水路に架かる橋に、チューリップで飾ったりと、訪れる人への心配りを感じさせる運営にも好感が持てた。資料;産経新聞
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