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富嶽三十六景

パスポート図柄に「富嶽三十六景」 山梨の富士、世界にアピール

平成31年度に改定される旅券(パスポート)の査証欄のデザインに、江戸後期の浮世絵師、葛飾北斎の「富嶽三十六景」が採用されることになった。作品は県立博物館(笛吹市御坂町成田)が所蔵する。外務省旅券課が複数の候補の中から決定した決め手は「日本らしさと外国人への親しみやすさ」。富嶽三十六景には山梨側からとされる富士の眺望も含まれ、同博物館では「『山梨の富士』をアピールする絶好の機会」として期待をかけている。富嶽三十六景の中でも著名な「赤富士」と呼ばれる「凱風(がいふう)快晴」、波間に富士山が顔を出す「神奈川沖浪裏(おきなみうら)」などの絵柄が採用された。山梨側から見た富士山の作品では、富士川の急流と富士山を重ねた「甲州石班澤(かじかざわ)」や、河口湖の“逆さ富士”の美しさを表現した「甲州三坂水面」など秀作がずらり。県立博物館の森原明広学芸課長は「富士山というと静岡側の『表富士』のイメージが圧倒的に強い中、山梨県所蔵の富嶽三十六景の採用が決まったことは、『山梨に富士がある』ことを知っていただく機会になる」と熱く語る。森原課長は「所蔵品は17年に1億8900万円で購入したもの。雲や波頭など細い線まではっきり描かれているのが特長で、そうした品質の高さも採用につながったのでは」と話している。県立博物館はすでに、原画のデジタル画像を国立印刷局(東京都港区)に渡し、同局はこれを元に印刷用の版下を製作する運びだ。資料;産経新聞

山中湖から眺めた富士山
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