

山梨県が甲府工業高校への設置を決めている工業系専攻科について検討する委員会(委員長・清水一彦県立大学長)が23日、県庁で開かれた。県側は、新たな専攻科内に機械系と電子系の2コースを設けることや、1学年の定員を20人とする案などを委員会側に示した。提案によると、県内生徒の進学希望や企業からの採用ニーズを踏まえ、機械系15人と電子系5人の1学年計20人−−などとした。また、「デュアルシステム」と呼ばれる企業実習をカリキュラムに組み込む。1年次の後期には企業の製品製造工程などで週1日、5社で計15週にわたり実習し、2年次後期でも内定先の企業で技術を高める、などとしている。委員からは「県の地域性を加味して人材育成をするため、(甲府工業以外の)各地に専攻科を設けては」との意見や、「専攻科への進学希望者を増やす取り組みが必要ではないか」といった見解が示されたという。次回は7月26日で、中間報告をまとめる予定。資料;毎日新聞

