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中村紘子さん

中村紘子さんの思い継承 甲州出身 関係者悼む

  現在の甲州市出身のピアニスト、中村紘子さんが72歳で亡くなったことが伝えられ、県内でも29日、関係者から惜しむ声が聞かれた。都留市の音楽ホールには、同郷のよしみで中村さんが選んでくれたグランドピアノが今も健在で、ホール関係者は「次の世代に中村さんの音楽への熱い思いを引き継いでいきたい」と話している。
1996年に開館した都留市上谷の「都の杜うぐいすホール」は、設計段階から中村さんの意見が取り入れられた。国内外で活躍する中村さんが山梨県出身だったことから、当時の都倉昭二市長がアドバイスをもらおうと、知人を通じて頼んだのがきっかけだった。
  木材を多用し、クラシックのコンサートに適した残響のある音楽ホールには、大小二つのホールにそれぞれピアノを置くことになり、中村さんに選定を依頼。中村さんは自身も愛用する高級グランドピアノ「スタインウェイ」2台を選び、「スタインウェイは癖がない音がする。白いキャンバスに描くように、演奏家が表現できる楽器だ」と話していたという。
  中村さんはこけら落としを始め、計4回、同ホールでコンサートを開いた。同ホールの建設に関わった、重原達也・市福祉保健部長(59)は、「普段はざっくばらんな人だったが、演奏となればすさまじい熱心さだった。紘子さんの音楽への熱い思いを引き継げるよう、『都留の財産』である紘子さんのピアノをこれからも大切に使い続けたい」と話した。
  一方、雑誌での対談などを通じ、2000年頃から親交があった甲府市の音楽評論家、真嶋雄大さん(62)は、「楽譜をなぞるだけでなく、作曲家の思いや時代背景を考えながら演奏できる素晴らしいピアニストだった」と、中村さんの技術や表現力をたたえた。
真嶋さんは、「闘病しながらも先を見据え、最後まで音楽界の発展に尽力された功績はとても大きい」と悼んだ。
資料;読売新聞
中村さんの生まれ故郷甲州市塩山。写真は旧東山梨郡松里村の恵林寺。
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