

中巨摩、北巨摩・峡南地域の190キロを、2日間かけて自転車で巡るイベント「南アルプスロングライド」が、11月19、20日に行われる。高低差があるために自転車競技に向いている山梨の地形を生かし、自転車で観光名所を巡ることで、歴史や自然、名産品など、山梨の魅力に気づいてもらうことを目指す。
イベントを主催するのは、NPO法人「やまなしサイクルプロジェクト」(富士川町)。同法人は2013年から、市川三郷町や身延町など峡南地域の100キロを自転車で巡る「ツール・ド・富士川」を始めた。タイムを計ったり順位を競ったりせず、丸1日をかけて、金山博物館(身延町)や身延山久遠寺(同)などを巡ってもらった。
19日は「道の駅富士川」(富士川町)を出発。北に向かって、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授の中学・高校時代の通学路「幸福の小径こみち」(韮崎市)や、武田勝頼が築いた新府城跡(韮崎市)のほか、南アルプスの山々を眺められるコースを巡る。
2日目の20日も道の駅富士川を出発。南に向かい、休憩所では、地元の旬の名産品を使った弁当「こしべんと」を食べたり、温泉施設「みたまの湯」(市川三郷町)に立ち寄ってもらったり、紅葉や盆地の景色を楽しんでもらったりする。注:ロングライドとは、自転車で長距離を走行する競技。タイムは競わない。資料;読売新聞

